祈り

非意味、世界、その不思議a


祈り





円




満ちて尚

人は

神よ

総て生きとし生けるものが

その平和にあらんことを


と祈ることが

あるでしょう





海景f






それは必ず


怪しいこと

疑わしいこと

隠れて立ち回ること


すなわち、嘘

であることはできません





人が素直に、その折々の自分がそう、であることを、きちんと認める。誤りを誤りとして見止める。そして新たに自身を提示することで、必要なことは、折々に開示されていくことができるでしょう。


小細工をせず、些細な場面で逃げず、逆立ちせず、正真正銘か弱い自分を、何ものでもないところの未知に一歩踏み出すこと。そうしたならそれは、緑に芽が吹き、可憐で小さな花が開くように開示されていくでしょう。



人参草
もし人が、その自分流、その過ちを、素直に認めることができるなら幸いです。

嫉妬、羨望、固執と怒りに遮られず、迷いすなわちその自分流、に妨げられず、あらゆる事象から大事を正しく見止めること。それは成長の布石です。そのとき、物事は物事として正しい場に置かれ、言葉は言葉として、正しい位置を得ることができるでしょう。




海景g





もし人が、その機を得たなら幸いです。


そのとき人は


ただ世間を彷徨いながら、そこやここで調子を合わせる者。心地よい言葉と素振りで慰安と世事に招く者に、いつまでも依ってはなりません。彼らは世界に取り憑きながら、人を世間に留めることに忙しいでしょう。


そのとき人は


自ら過ちを認めることができず、また、成長を諦めるものにいつまでも、依ってはなりません。多くの慰安と共感から、いっときの喜びと力を与え合い、道すがら学び戴いたことに感謝して、互いに去ることが賢明であることを、知り得るなら幸いです。


心地よさと慰安を求め、或いは多くの議論と世事を求め、人は道を逸れていきます。それらを飽きるまで尽くしても、よいのです。



そしてもし、その機を得たなら、逃さないことが大事です。





海景h





その道は


そう、でないことを語り得ません。
そう、でないのにそう、であるかのように見せかけることはできません。


それは必ず、なにか共感とは無関係に粛々とそれであり、
それは世間の様相にある人に、留まることができないのです。


たとえば人は、道を外れることはできません。

そして尚、人は道を外れていくのです。




それは必ず


怪しいこと。

疑わしいこと。

隠れて立ち回ること。


すなわち、嘘。


であることは、できません。







海景i






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